少女漫画コーナー
おパンティおじさんにつけられている気がして怖くなったわたしは、少女漫画コーナーでおじさんが去るまで待機することにした。
しかし、わたしは少女漫画コーナーが苦手だった。
中学生の頃から少年漫画ばかり読んでいたので、少女漫画への免疫がなかった。
落ち着かず、棚の角から角までを行ったり来たりしてた。慣れない少女漫画コーナーにいることが本当に恥ずかしかった。
でも、ここは安全だ、と自分に言い聞かせた。
なぜなら、当時、おじさんは少女漫画を読まないと思っていたので、R18コーナーに女性が入りにくいように、少女漫画コーナーにおじさんは入って来られないと思った。
少女漫画コーナーに来て1分も経っていなかったが、様子を見に行こうと思った時だった。
最初に目に入ったのは、おパンティだった。
近づいてくるおパンティを見て、ヨレヨレだなあと思った。
下の方を見ているとおじさんの足がわたしの眼の前で、ピタッと止まったので、恐る恐る顔をあげた。
おじさんが口を開く。
よくよく顔を見て、
頭皮がハゲ散らかってるなあと思った。
おパンティおじさんシリーズ
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